ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

リリーフの差

◯2-1(65勝69敗2分)

 

試合の行方を分けたのは両軍のリリーフ投手の差だった。

藤嶋健人、ロドリゲス、R.マルティネスによる圧巻のパーフェクトリレーで付け入る隙を与えなかったドラゴンズに対し、巨人は8回裏に澤村拓一を投入。先発、中継ぎとフル回転の澤村を同点のこの場面で使わざるを得ないところに先方の台所事情の厳しさがうかがえる。

この時点でベンチに残っていたのは、昨日投げた田口麗斗、大竹寛と、マシソン、鍵谷陽平、高木京介、デラロサの6名。そこそこの陣容にもみえるが、リーグ制覇を間近に控えたチームであることを考慮するとお世辞にも盤石とは言い難く、あくまで「そこそこ」の域を出ない面子だ。

一応リリーフエースを務めている中川皓太でさえ各球団の同ポジションの猛者たちと比べるとワンランク下という印象を受けるというのに、いわんや澤村など、はっきり言って絶望感のかけらもない。

その澤村が出鼻から高めに大きく外れるボール球を連発すると、にわかにスタンドがざわつき出す。ちょうどこの直前にロドリゲスの三者連続見逃し三振という離れ業を目撃したばかりとあって、それと比べると澤村の球が走っていないのは素人目にも明らかだった。先頭・藤井淳志の鋭い打球(結果はライトフライ)と、捉えきれなかったという感じでうなだれる表情も澤村の不調を示唆していた。

 

福田に至っては打つ予感しかしなかったよ

 

うむ、ストレート一点張りの福田に対して本当にストレート投げちゃ、打たれて当たり前だろよ

 

6回表、小笠原の踏ん張り

 

あまりにリリーフ陣の活躍が鮮烈だったからと言って、今日の先発・小笠原慎之介の好投も忘れちゃいけない。

ホームランバッターをズラリと並べた巨人打線に対して6回3安打1失点で凌いだのはお見事。特によかったのが6回表の投球である。1アウトから坂本勇人に打たれた先制ホームランは仕方ないとして、後続をしっかり抑えたのはこの試合の大きなポイントだったと思う。

というのも今年の巨人は試合の中盤まで打線が湿っていても、何かひとつ突破口が開くと一気呵成に大量点を奪うことが多く、ドラゴンズも6月1日にそのパターンでやられているのだ。

だから坂本の一発で俄然盛り上がる巨人ベンチの雰囲気に小笠原が呑み込まれないか心配だったのだが、そこは少々見くびり過ぎていたようだ。丸佳浩、岡本和真をあっさり打ち取り、ホームランのショックを「出会い頭の事故」程度に留めた。

1点差だからこそ反撃の機運も高まったのであって、もしあの回に2点や3点を取られていたら完全に負け試合モードになっていただろうから、均衡が破れても集中力を切らさずに最少失点で乗り切った今日の小笠原はもっと評価されて然るべきである。