ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

平成の怪物、バンカーにはまる

●3-12(41勝51敗)

 

夏休みとあって3万6千人の観客を集めたナゴヤドームは、プレイボールからわずか10分足らずで悲痛な葬式会場と化した。なんとなく想定はしていたが、いくらなんでもここまで酷いことになるとは。松坂大輔の今季二度目の登板は1/3イニング8失点というにわかに信じがたいような結果に終わった。

7連敗という危機的状況で病み上がりの38歳にチームの命運を託さなければいけないチーム層の薄さが問題と言ってしまえばそれまでだが、マウンドに上がる以上年齢は言い訳にはならない。いつもはピンチを作ってもギリギリで凌ぐ松坂も、今日はおもしろいように打ち込まれた。挙げ句の果てには投手の石田にもタイムリーを浴びる有様で、おそらく準備不足だったであろう三ツ間に満塁のままバトンを渡す姿には、怪物と呼ばれた男の面影はもうない。

 

奇しくも季節は夏。全国では日々、高校球児たちが熱戦を繰り広げている。かつて高校球界の頂点に立った男が、この季節にこんな投球を見せていいはずがない。試合後、与田監督は松坂について「体調面とかの心配はありませんでした。今後についてはこれから決めます」と、あくまで責めることなく処遇についても明言を避けた。超一流投手に対するせめてもの配慮だろう。

だが、普通に考えればネクストチャンスはそう簡単に訪れるわけがない。二軍では昨日の小笠原に続き、今日は梅津が先発投手として結果を残した。借金も二桁に逆戻りした今、1イニングもたずにノックアウトを食らう投手を投げさせる余裕などない。少なくとも順位が決まるまでに再び松坂が一軍のマウンドに上がる可能性はゼロに近いだろう。

 

うーむ、ゴルフ調整は失敗に終わったか……

 

バンカーにはまって抜け出せなかったな

 

どうする?捕手起用

 

伊東コーチによれば加藤を二軍に落としたのは「怖さを覚えたから」であり、先週の段階で今後は木下拓を優先的に起用することを明言していた。だが言わずもがな結果は出ておらず、今日の試合では禁断の「ナゴヤドームでの1イニング大量失点」も喫してしまった。

7回からマスクを引き継いだ石橋が3人の投手をリードして無失点に抑えたことから明日の先発マスクも石橋が被るものと予想されるが、年齢的にもまだまだ未熟なのは言うまでもなく、毎日マスクを被らせれば色々とボロが出るのは避けられないだろう。そこを我慢してでも石橋の育成を最優先に考えて起用するか、あるいは木下拓、武山との併用で緩やかに世代交代を図るか。与田、伊東、中村コーチの判断に注目したい。