ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

与田の言葉13

与田監督の言葉を追いかけて3ヶ月が経つが、まさにその「言葉」が思わぬ波紋を生んだ。あっという間に日本中に拡散したこの話題はワイドショーの格好の「ネタ」となり、テレビをつければイカサマ師が下品に嘲笑いながら、あるいは眉間に皺を寄せながら「こんなんだから中日は弱いんだ」「試合に集中しろ」等々、好き勝手に上から目線でわめき散らしていた。

普段、何があろうとドラゴンズの事など触れもしない連中がピーチクパーチクさえずるのを見て、いささか精神的に参ってしまったファンも少なくないだろう。それ以外にも色々あったこの12試合、与田の言葉をじっくり振り返ろう。

 

6月29日

◯6-1(阪神)

ー難敵・青柳を攻略

「前回、全く打てなかった投手との対戦だったので序盤に点を取りたかった。機動力を使いながらいい結果になった。同一リーグの投手だし、またやり返さないといけないと打撃コーチを含めてみんなで挑んだ成果が出た」

ー先発・大野雄大について

「終盤高めに抜けたりしたけど、イニング間のキャッチボールも丁寧にやっている。何とか1点でも少なくという粘り強さが今年出ている」

ー初の4連勝

「まだまだ5割まで遠いですけど、本当に選手、スタッフが一丸になって頑張っている。ずっと連勝したい」

 

6月30日

◯1x-0(阪神)

ー今季初のサヨナラ勝ちで5連勝

「延長でね、ほんとにどうなることかと思ったんですけども。今年初めてのサヨナラ勝ちなので。あ〜、まだ興奮していますけどね。はい」

ー零封リレーの柳、リリーフ陣について

「9回も(柳を)まだまだ行かせたいっていう思いもありましたし、本人もそのつもりだったと思うんですけども。後続のピッチャーもうまくゲームの流れを相手に渡さず、いいピッチングをしてくれました。ほんとに柳も勝ち投手に等しいピッチングだったと思います」

ー先発・柳について

「初回から非常にいい状態で緩急を使いながら、まあ6回、7回、疲れが少しずつ見えてきましたけど。タイガースの打線も非常に状態がいい中で粘り強く投げてくれた」

ー6回無死二塁のピンチについて

もう安心してね、あの時点では柳に任せるという状況でしたし。ヒットを打たれたところはちょっと疲れも出て、ボールが高くなったところでしたけど。そこからまたスイッチを入れ直す。あのしぶとさというかね、いいピッチングが出来たと思います」

ーこれで5連勝

「もうとにかく勝ち続けること。ほんとに選手、スタッフ、頑張ってくれてますから。その流れをみんなで守っていきたい」

 

7月2日

●0-6(巨人)

ー菅野に完封負けを喫する

「空振りを怖がっていてはやはり勝負にならない。多彩な変化球があれだけあるんだから、当てにいくバッティングをしていてはとても菅野を攻略することは出来ない。空振りを怖がっているようじゃだめ」

ーチームのテーマが貫徹できなかった

「強く振る。フルスイングでも力強いスイングをするというのは、秋からやっているテーマなので、当てに行くようなスイングじゃだめ。強いスイングをして向かっていかないと攻略できない。そのあたり、チームのテーマが貫徹できなくて残念」

 

7月3日

●6-7x(巨人)

ー吉見かまさかの2回KO

「吉見が立ち上がりでああいう状況だったが、悪い流れをリリーフ陣がよく頑張ってくれた。先発がしっかりしていかないと、リリーフにも負荷がかかる。何よりもこの2試合は先発がしっかりいないといけないゲームだった」

ー久々登板の鈴木博志が痛恨の2失点

「博志とロドリゲスが失点したが、今後に向けて我慢して使っていかないといけない」

 

7月4日

●3-5(巨人)

ー3試合を総括

「両チーム満塁のチャンスがあり、どっちが先取点を取るかという形で、うちはああいう形(満塁被弾)で取られた。どの試合も全部追いかける展開になってしまった。追いかけるというのは自分たちのパターンではないので、凄く厳しいゲームになったなというこの3連戦。これを引きずらないでとにかく明日から気持ちを切り替えていかないと。連戦が続くんですから」

ー3試合共、先発が5回もたず降板

「打たれる前に必要以上に考え過ぎた。ドーム球場の広さや巨人打線、長打力のある打者……。過剰になっていた。この辺りは技術的な事というよりも精神的な問題。精神的な強さがもっと要る」

ーロドリゲスが臀部に痛みを訴えて病院へ

「これから最終確認をするけれども、ちょっと長引く可能性もある」

ー自力優勝の可能性が消滅

「そういう細かいことを今考えていても何のプラスにもならない。意味がない。とにかく1試合1試合全力で準備をして、いかに勝っていくか。今年上げているテーマをいかに完遂するか。そういう事を考えて戦っていきたい」

 

7月6日

●1-3(ヤクルト)

ー拙攻が響いて4連敗

「追う展開になってしまうと力も入りやすくなる。ボール球がきても、待つ余裕がない。野手の方も精神的にきつくなってきたと思う。粘り強さは出たけど、チャンスであと1本というのがね。でもこれを次に繋げないと」

ー7回の本塁憤死について

「ヤクルトの外野の動きを見ての判断だった。積極的なプレーと見るしかないんだけれども」

ー先発・大野雄大について

「8回3失点。よく頑張ってくれた。(ポイントは)中村のフォアボール。雄平勝負に行ってもよかったんだけど、まあ、色んなポイントある。いずれにしても今日の展開は厳しかった」

ー復帰後、初マスクの木下について

「サインを迷わず出してリズムはよかった」

 

7月7日

◯7-1(ヤクルト)

ー初回に一気6得点で流れをつかんだ

「大島が送りバント失敗で三振。その後にアルモンテがよく繋いでくれた。ほんとに初回から、まあ楽と言ってはいけませんけども。勢いの付く攻撃だった。みんなで失敗をカバーして打線が繋がった。これからもチーム内でいい競争を続けてほしい」

ー3回、平田のタイムリーについて

「先日のロッテ戦のこともあるし、最後まで気が抜けなかった。どうやって勝つかをずっと考えていた。追加点が取れないと嫌だなという中での平田のタイムリーが大きかった」

ー先発・柳について

「立ち上がり、不安材料もあった中でよく立ち直ってくれた。柳はここからが大事。相手もマークしてくる中でどんなピッチングが出来るか。前半戦の疲れもたまっているが、精神的に非常に強くなっている。かなり成長してくれている」

ー石橋のプロ初打席について

「プロ初打席のデッドボールというのはあまり記憶にない。あの(記念の)ボールも大事に握っていた。とにかく一軍の中で経験できたということが良かった」

ー途中交代の大島について

「全くそういうこと(アクシデント)ではなくて、大島はこれまで確か1イニングしか休んでない。ほとんど出てるので、疲労もあるし、そういったことで今日は交代をさせた」

ーいい流れで9連戦を終えてAS休みに?

「もうとにかく勝つこと。それだけに集中をして、選手が活躍できるように起用していかなければいけない。それだけです」

 

7月8日

◯3-1(広島)

ー接戦を制して薄氷の勝利

「いやあ、もう。よかったですね、勝って」

ー先発・山井について

「ほんとに粘り強い投球で。田中……いや鈴木誠也に打たれましたけど、そのあとはヒット一本。相手にタイミングを取らせない、素晴らしい投球でしたね」

ー本人は慎重になり過ぎだと反省の弁

「強力打線ですし、一振りでオーバーフェンスがあるという打線。なんとか点を与えないという意識は強かったと思う。まあ粘り強く投げてくれた」

ー7回途中からリリーフで凌いだ

「継投は選手たちの頑張りで采配を◯にしてくれた。(山井は)徐々にボールが少しずつ高めに浮いて抑えが効かなくなってきたので、長打を警戒するというところであそこは代えた」

ー攻撃面について

「あと一点、二点というところが欲しかったが、なんとか先制をして形を作るという。良い流れを作れた」

ー殊勲のアルモンテについて

「かなり早い時間から球場に来て練習をして。これまで悔しい思いをしていたと思う。そのあたり、練習の成果も出たと思う」

ー明日は若い清水が先発

「こういう粘り強い投球は参考になる。恐れず、例えば初回失点しても気にしない。そのくらい思い切った気持ちで投げて欲しい」

 

7月9日

◯6-3(広島)

ー快勝で3連勝

「初回に3点取って少し雰囲気がよくなったんですけどもね。ほんと最後までいい形で追加点も取れましたし、少し早めの継投になりましたけれども、その後のピッチャーもよく踏ん張ってくれました」

ールーキー捕手・石橋について

「コーチと相談して、使おうという話になって、行きましょう!と。思いきって起用して、ほんとに応えてくれたというか、よく頑張ってくれた」

ーさらに石橋について

「ベンチからサインは出してない。その中でコースを広く使えとか、ここはボールで来いとか、ルーキーらしからぬ落ち着きで的確に指示を出していた」

ー石橋の初安打について

「初球から振る。これも一つ今シーズンのテーマにしてるんですけど、ピッチャーは初球からストライクが欲しい、それをしっかり振られるというのは非常に怖い。そういう意味では石橋は今日も第1打席もすばらしいバッティングをしましたし、あそこはほんとに打ってくれるんじゃないかという期待もありました。貴重な追加点になった」

ー攻撃について

「平田や大島といった上位打線が第一打席から打ってくれて3点。繋ぎの打線、そういった意識が上手い攻撃に繋がっている」

ーリリーフ陣が踏ん張った

「三ツ間も含めて中継ぎ陣、アウトを1つでも多く取るという思いが良い流れを生んでいる」

ー先発・清水を4回で降板させた

「打順が来てもう1回流れを掴むために代打を出した」

ー危険球降板の藤嶋について

「投げっぷりがよかった。まだ状態は確認していないが、体調に問題なければ明日も使う」

ー勢いのつく勝利だった

「選手の頑張りが続いていて、ファンの応援が選手を後押ししてくれているのをベンチで見ていてよく感じる。この勢いを止めないように、采配頑張ります

 

7月10日

◯2-1(広島)

ー先発・ロメロについて

「はい、よく頑張ってくれました。それだけです。

非常にテンポも良かったし、先に点を許すことになりましたけれども、見ていてほんとに安心できるピッチングだったと思います。今回中5日で非常にいい調整をしてくれましたので、また後半期待したいと思います」

ー遠藤の盗塁やスクイズ(失敗)もあった

「我々の考えに選手がうまく反応してくれましたし、その辺りはね、ほんとに疲れもある中でよく戦ってくれたと思います」

ー8回の逆転劇について、無死一塁で大島という場面、バントも考えたのか

「まあ何とかね、ゲームの中でいい形で送ってほしいってところもありましたけども、1ストライク取られて、大島の打つというね、いい形に切り替えて、あそこからうまく繋いでくれましたからね」

ー結果的に今季初の逆転劇

「まあ緊張感がある中でね、ストライク、ボールの見極め、代打の藤井もそうですし、やっぱりみんなが執念を持って、勝ち越しという意識が強かったと思いますけどね」

ー9回、無死でランナーを出したR.マルティネスについて

「ランナーを許しながらも、連打を許さず、次のバッターをアウトに取る。まあこういう形が良かったし、最後のビシエドの、あのプレーがね。ほんとに助かりました」

ー4連敗のあと4連勝して、結果的には取り返した

「まあほんとにこれが選手の頑張りであるし、もっともっといい形で、楽に勝てるようにね。しっかりと選手の見極めをしていきたいと思います。(後半に向けて勢いが付いた?)はい。頑張ります!」

 

まとめ

 

そんなわけで試合後インタビューで与田が例の件にやんわりと触れたのは7月9日の一度のみ。試合前の取材ではもう少し具体的に答えているのだが(それがまた炎上した)、当コーナーはあくまで与田の言葉を通してドラゴンズの戦いを考察するという趣旨なので、どちらかといえばゴシップネタである今回の件についてはこれ以上触れる気はない。

それにしても、元々のアンチや他球団のファンはともかく、一部のドラゴンズファンが一緒になって与田を叩いていたのは開いた口が塞がらなかった。お前らそんなに扇動されやすくて大丈夫なのかと。もう少し「個」を強く持ってくれよと。風が吹いたら簡単になびくような連中が思いのほか多いことに気付けたのが今回の騒動から得た収穫である。そして4連敗中、嬉しそうに「騒動後、全敗」と騒いでいた連中が勝ち始めた途端にすっかり鳴りを潜めたのには笑わせてもらった。

 

そんなことよりCBCの不倫が面白すぎるよ!

 

思いっきりゴシップネタじゃねえか