ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

上司変われば部下も変わる

◯6-0(15勝18敗)

 

空前の10連休も終わり、今日から世の中も通常モード。いつもの休日でさえ日曜日の夜は憂鬱だというのに、10日間も休んだ日には5月病どころでなく本気でヤバい状態になってもおかしくない。特に昨夜はただでさえブルーなところにきて心の支えである中日が悲惨極まりない負け方をしたこともあり、最悪のコンディションでの久々の出社となった方も多かったのではないだろうか。

そもそも仕事への憂鬱感とはいったい何なのだろう。ある調査によれば、退職理由のほとんどが人間関係の悩みだそうだ。一日の約半分を過ごす職場において、馬の合わない上司が一人いるだけでフラストレーションは私生活にも及び、人生そのものが暗くネガティブなものになりかねない。おそらくこのブログの読者のなかにもピンと来る方はおられるだろう。

かく言う私も一時期、パワハラ気質の上司に苦労した経験があるからよく分かる。仕事中はもちろん、休日でもふとした瞬間にその上司の事を思い出して気が滅入ることもしょっちゅうで、何とか毒でも盛って殺せやしないかと本気で考えたりしたこともある。恋愛感情が正の極みなら、職場の厄介な人間関係は負の感情の極み。できれば避けて通りたいものである。

 

大野雄大、完封は完全復活の証!

 

上司に悩まされていたと言えば大野雄大も例外ではない。この3年間、ある投手コーチと確執があったのは有名な話。川上、吉見以来となる3年連続二桁勝利を記録したエースが突如としてスランプに陥り、昨年は遂に未勝利に終わった。特に怪我をしているわけでもないのに、ただ1軍と2軍を往復しているうちに30歳を迎え、今年はまさに背水の陣。

吉見も「誰より凄い球を投げる」と認める大野が、このままフェードアウトしてしまってはあまりに寂しい。すると昨秋、政権の大幅な刷新に伴い問題のコーチが解任され、与田監督がチームのトップに就いた。かつてのエースの復権に期待を寄せる与田は何度も大野と話し合いの場を持ち、“信頼しているから。自分のやってきたことを信じて投げればいい。結果なんか気にすることない。何回か打たれたからといってファームなんてことはないから”と鼓舞したのだという(2019年3月20日 東京スポーツより https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/1316371/

 

与田の理想の上司エピソードはこれからもどんどん出てきそうだな

 

もちろんメンタル面だけではなく、門倉、阿波野両コーチと秋季キャンプから取り組んできた「溜め」に関する技術的改善が成功したことも大きい。具体的には去年までは体重移動に際して右足の接地が早く、上体が横振り気味に出ていたため力のある球を投げられなかったのではと指摘されているが、今年は左足の一本立ちから右足が接地するまでにワンテンポ踏ん張りを入れることで腕の振りも高く、リリースポイントも身体の前で離せており、同じ150キロでも棒球だった昨年とは違い今年は空振りが取れるようになったのだという。

 

高橋周平、立石コーチの指導で復活か

 

大野ほど長期的なスランプではないが、高橋も開幕以来の不振から急速に復調傾向に乗ったようだ。ナゴヤドームの高すぎるフェンスに阻まれてこの二日間で3本ものホームランを損しているが、4安打固め打ちは調子がいい証拠。なんでも昨日の試合前、立石巡回コーチのマンツーマンの指導を受けて頭と体幹のズレを修正したそうで、その途端にこの打棒爆発である。

メンタル面にしろ技術面にしろ、やはり上司次第で人は変わることを証明した大野と高橋の活躍。人間関係に悩んでいる方は良き上司に巡り会えるまで我慢するか、異動の少ない中小企業などの場合は疲弊するだけで大切な人生の時間を消耗しかねないので、思い切って転職してみることを薦めたい。