ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

くじ引き山井

●0-5(11勝10敗)

 

山井大介が面白いようにポコポコ打たれるのは今に始まったことではなく、それこそ20代の頃から今日なんか比にならないほど序盤に炎上する姿を何度も見てきた。かと思ったら次の登板では平然と完封したりする。その浮き沈みの激しさ、不安定さこそが良くも悪くも山井の持ち味なのである。

だから年季の入ったファンは今日みたいにあっさり4点を献上し、早々と試合の流れを持っていかれるのを見ても苛立つことなく「あはは、今日はダメな日だね」とあきらめることができるのだ。

 

ダメな日の山井を見て怒るファンはまだまだ青いよね

 

ダメな日の山井とポカミスを犯す藤井は中日の二大ファンシー要素だ

 

山井はくじ引きのようなもの

 

厄介なのは、ダメな日なのか良い日なのかが投げてみないと見当もつかない点にある。前回の投球内容がどうとか、チームの流れがどうとかは一切関係なく、抜群に良ければノーヒットノーランもやってのけるし、悪ければ初回に炎上することもある。それが山井という投手なのだ。

吉や小吉の割合が少なく、大吉と大凶に極振れしたくじ引きのようなもの。正月の神社で大凶が出たからと言ってマジギレする人がいないように、ダメな山井でも「仕方ない」と割り切るのが賢明だ。昨日のサヨナラ負け直後、ベンチの最前線で手を叩いてナインを出迎えた我らが与田監督のように「はい!今日の山井はダメな日!切り替えよう!」と、さっさと忘れて次の登板に期待するのが正しい山井の応援の仕方なのである。

 

雨に打たれて打線は打てず

 

広島の冷たい雨に打たれてリーグ1位の攻撃力を誇る強竜打線がすっかり冷えてしまった。ただ、どんなに強い打線でもパタリと当たりが止まってしまうことは必ずある。

プロ野球史上最高の傑出度を記録した昨年の山賊打線ですら2試合連続零封負けをしたこともあるし、ドラゴンズ史上最強打線と言われる2006年も30イニング以上タイムリーが出ずに苦しんだ時期がある。たったの2試合、思い通りに打線が繋がらないだけでヒステリーに騒ぐのはあまりにも早計だ。

私は“真のファン”という言葉が身の毛もよだつくらい大嫌いなのだが、この程度の連敗でヒーヒー騒いでるファンを見ると「青いな」と思ってしまう。ダメな山井に怒るファンも、ちょっと打線が冷えただけでこの世の終わりのように絶望するファンも青い。優勝への道のりに待つ苦難はこんなもんじゃないぞと、優勝の味を知らない若いファンには釘を刺しておきたい。優勝はいいもんだぞ。