ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

亀澤、藤井二世襲名

●2-3(2勝3敗)

 

9回、突然やって来た最大のチャンスは文字通り一瞬にして幻に消えた。1死三塁で高橋周平。守備体系は内野前進。3月24日のオープン戦で起死回生の同点3ランを放った記憶も新しく、少なくとも犠飛で同点にはなるはずだと多くのファンが高を括ったはずだ。

三塁ランナーは代走の亀澤。浅いフライでも帰って来られるだけの脚力はある。お膳立ては整った。俄然盛り上がるベンチの選手たち。あとは犠飛なのか、タイムリーなのか、はたまた逆転サヨナラ弾なのか。なんにせよ同点までは間違いない。よほどヘタを打たない限りはーー。

粘って7球目。フルカウントから高橋が捉えた打球は無情にも田中広輔のグラブに一直線で収まる。ここまでは仕方ない。だが何を勘違いしたのか亀澤が飛び出している。呆気にとられ静まり返る観客をよそに、ボールはサードに送られてゲッツー成立。ゲームセット。あまりにも釈然としない幕引きだ。

試合後、与田監督は「ミスが出てしまうと、チャンスはなくなってしまう」と断じた。ここで言うミスがベンチワークのミスなのか、亀澤自身のミスなのかは語られなかったが、総合的に考えれば後者の可能性が高いだろう。

 

前に飛んだら無条件で走ると決め込んでいたのかも知れないけど、ショートライナーの可能性を1%でも念頭に置いて欲しかったぞ

 

過熱する控え争い

 

聖域なき与田ドラゴンズにおいてレギュラー争いが例年以上に激しく繰り広げられていることは昨日のエントリーにも書いたとおりだが、一方で枠が限られている控え争いも過熱の様相を見せている。

代打枠では福田、阿部、さらに渡辺がそれぞれ持ち味を発揮し、守備・代走枠は遠藤と亀澤の一騎打ちという構図だ。

遠藤は代走として昨夜、8回の無死満塁を呼び込むナイスランを見せ、今日も9回に亀澤を三塁に送る犠打を見事に決めている。

かたや31日のDeNA戦で犠打を決められなかった亀澤にとって、今日の代走は汚名返上の絶好のチャンスのはずだった。もしかしたらその張り切りが空回りに繋がったのかもしれないが、いずれにせよ致命的なボーンヘッドを犯した亀澤がこの枠の優先順位で遠藤の後塵を拝することになったのは間違いない。

 

徹底した競争原理の中で勝ち抜け

 

今年のドラゴンズは控えにも徹底した競争原理を取り入れ、グラウンドに立つ選手全員がふるいにかけられる。

5試合で2度のミスを犯した亀澤に次のチャンスが与えられるかどうかは明日の公示を見てみないことには分からないが、ウエスタンには伊藤康や石川など手ぐすねを引いてチャンスをうかがっている選手が控えている。生まれ変わりつつあるこのチームには実績のある亀澤とて安住の席など用意されてはいないのだ。

 

ボーンヘッドが許されないなら藤井なんか100回は席からずり落ちてるぞ

 

藤井はそれも含めて芸のうちだからな