ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

始まりの始まり

1年間で一番緊張する日はいつかと言えば、案外その当日よりも前日の方がドキドキするものかもしれない。待ち遠しさと、楽しみと、怖さがごちゃ混ぜになった複雑な感情。

今年もプロ野球がやって来る。評論家たちは、一部OBを除いてこぞって中日を5位ないし最下位と予想している。そんな中、大胆にも優勝と予想した彦野利勝氏には心から敬意を表したい。

たしかに戦力層は厚いとは言いがたい。先日、一部有識者と開催した「ようやっとる座談会」というドラゴンズについて語り尽くすイベントでもホワイトボードに各球団の戦力を書き並べ、ドラゴンズのあまりの脆弱さに参加者一同、愕然としたものだ。もしこれがパワプロなら、ドラゴンズは絶対に優勝できないだろう。

だが明日から始まる戦いはパワプロじゃない。感情の通う生身の人間と白球が織り成すスポーツという名のドラマだ。与田監督も言うように評論家の予想が当たった試しなんかなく、いつも終わってみれば想定外の出来事が起きる。それが野球の面白みであり、怖さでもある。

とは言え、残念ながらドラゴンズは過去6年間、番狂わせを起こす事なく大方の予想どおりにBクラスに甘んじている。6年間。長い月日だ。小学校に入学した子供達は一度もドラゴンズのAクラスを見る事なく、この春から中学の門をくぐる。あってはならない屈辱だ。

そろそろこの苦しみから抜け出したい。ファンの溜まりに溜まった鬱憤がここにきて一気に暴発しつつあるのを強く感じる。昨年、久々にナゴヤドームの観客動員が上昇に転じたのは決して松坂効果だけではなく、オレが、私が直接応援してやらなきゃこのチームはダメなんだというファンの想いが結集したからこそだと思う。

昨秋、そうしたファンの内なる願いは根尾昂を引き寄せた。全国区のニュースでドラゴンズの映像が流れる機会も去年以上に増えている。確実に流れは来ている。

 

明日18時30分、満開の桜と共に始まるドラゴンズの新しい歴史。これを書いているのが28日の22時。24時間後の今ごろ、果たしてどんな気持ちで開幕戦後の夜を過ごしているのだろうか。

期待と不安が入り混じる143試合の戦いが、今年もまた幕を開ける。

 

ちなみに去年の初勝利はプレイボールから約123時間後、おととしに至っては147時間かかったぞ

 

今年はせめて桜が咲いてるうちに初勝利が見たいぞ