ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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大島洋平包囲網

2010年代、ドラゴンズのセンターにはいつも大島洋平がいた。新人にして定位置を確保し、2012年からは7年連続で規定打席到達。もちろん今季もこのまま行けば開幕のセンターは大島で間違いないだろう。

ただ、いつまでも大島に頼りっぱなしで良いわけもなく。今年で34歳という年齢もさることながら、センターとしては致命的に肩が弱く、バッティング面も昨年は打率.274に留まった。これがたまたま昨年が不調だったのであれば問題はないのだが、一年を通して一度も月間打率3割を超えられず、このオープン戦でも打率.171という数字を見ると、もしかしたら大島のバッティングは本当に衰えてしまったのではと危惧せざるを得ない。

以前から落合博満氏が大島はレフトに回すべきだと盛んに主張しているのもまさにこの部分で、センターラインのど真ん中に守備力、肩ともに今後衰える一方のロートルを据え続けるのはチームにとって大きな弱点になりかねない。だからまだ大島が元気なうちにレフトに回し、センターにはイキのいい若い選手を使って育てるべきだと言いたいのだろう(もっとも落合の頭の中にはアルモンテの存在は入っていないようだが……)。

ただ、落合が推すセンターに根尾を起用するプランは現状では時期尚早の感が否めず、現実的には渡辺勝、伊藤康祐、滝野要の3人で大島の後釜を争うことになりそうだ。

 

このうち渡辺と伊藤康は1軍にいるし、滝野も開幕からウエスタンでスタメン起用されてるね

 

つまり首脳陣も本格的に大島の“次”を意識し始めたという事だろう。同じく長年レギュラーを張った荒木と井端のときは後釜の若手を育てきれずに随分苦しんだからな

 

大島といえども安泰とは言えない

 

まさに今日、休養の大島の代役として1番センターに渡辺が起用されたのは与田監督の明確な意図を感じる采配だ。これまでは大島が一年間ほぼフルで出場する事を前提としてシーズンを展望できたが、今年は成績次第ではそうは言っていられなくなるかもしらない。

プロ野球は難儀な世界だ。松井雅人を降格し、昨年までは箸にも棒にもかからなかった加藤匠馬を開幕マスクに抜擢するなど思いがけない起用を仕掛ける与田政権において、大島といえども安泰とは言えなくなってきた。

大島が結果で黙らせるのか、あるいは新たにセンターを守る若手の台頭の年になるのか。いずれにせよ、こういう競争の中でチームは底上げされ、強くなっていくのだろう。