ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

輝け藤浪

輝きが眩ゆければ眩ゆいほど、その輝きが薄れたときには物哀しさを感じるものだ。

 

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ずらりと並んだ左打者。今日の阪神戦は相手先発が藤浪とあって警戒に警戒を重ねた特殊オーダーを組まざるを得なかった。

ビシエドも平田もおらず、遠藤は本職ではないファーストにつく。開幕まで3週間を切り、そろそろベストメンバーで最終調整に入りたい段階でこんな歪なオーダーを組んでる暇はないのだが、阪神がどうしても藤浪を1軍で投げさせたいというのだから仕方ない。率直に言って迷惑な話だ

それでもやはりと言うべきか、左の亀澤に死球を当て、4イニングで2暴投を記録し、また左打者から見て外角高めに大きくボールが逸れる病気も治っていなかった。右打者だったらと思うとヒヤリとする。結果的には当てつけのように左打者だけを並べたのは正解だったわけだ。

 

輝け甲子園のスター藤浪!

 

2013年夏。甲子園の舞台での輝かんばかりの姿を知らない野球ファンはいない。あの名門大阪桐蔭高校の歴史の中で最強と謳われる世代の、最強のエース。藤浪晋太郎は間違いなく“選ばれし者”だった。あれから6年が経ち、今藤浪は球界の誰よりも苦しんでいると言っても過言ではない。

投げてるボールは一級品。まともに決まれば打たれない。だが、ストライクが入らない。それも単なるノーコンならともかく、藤浪の場合はボールが凶器となって打者を襲うからどうしようもない。

左打者ばかりが並ぶ打線と対峙し、一番つらいのは他ならぬ藤浪自身だろう。プロだから弱音も吐かないし、顔にも出さないが、かつて日本中の高校生の憧れを「漫画かよ」というほどのクオリティで実現させた男は、今どれだけの屈辱に耐えていることか。

輝きが眩ゆければ眩ゆいほど、その輝きが薄れたときには物哀しさを感じるものだ。甲子園のマウンドで森友哉と抱き合う藤浪の姿を見返すと胸が苦しくなる。このまま輝きを失ったまま消えてしまうのか。あるいはいつかまた輝く日が来るのか。10代で放つ輝きと、酸いも甘いも噛み分けてから放つ輝きとではまた違った種類の眩さを持つ。藤浪には輝いていてほしい。あの夏の甲子園のように。藤浪はこんなもんじゃないはずだ。

 

試合後、無期限の降格が決まったそうだ

 

まだ24歳。藤浪ほどのポテンシャルがあればきっと蘇るはずだ。次に対戦するときはビターな輝きを放つ大人の藤浪になっていて欲しいな

 

ちなみに俺も、昔ももクロのライブに通い詰めていたときのことを考えると物哀しくなるぞ

 

さてはおまえ緑推しだな