ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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ビシエドは本当に目覚めるのか

 

昨日に続いての統一球時代を彷彿とさせる投手中心の試合運びはリリーフ陣の復権を本格的に予感させてくれた。先発のロメロも課題はいろいろ見つかったが総じて球の力で打者をねじ伏せ、終わってみれば5回を投げて江村のホームランラグーンに飛び込む1発だけに抑える好投。開幕ローテ入りをほぼ確定させた。

一方、打線は7安打を放つも繋がらず高橋のソロによる1点のみ。ここ3試合でわずか3得点とパッとせず、2週間後の開幕に向けてそろそろ調子を上げてきて欲しいところだ。

 

中でも心配なのが4番ビシエド。今日の安打がこのオープン戦ようやく2本目では寂しすぎるし、17打席に立って四球が1個、未だに長打がないのも気がかりだ。キャンプ中から明らかにふっくらした体を見た山﨑武司が「今年のビシエドは体のキレが悪くて心配」と苦言を呈していたが、オープン戦を見る限りその不安が的中してしまいそうな気配が漂う。

 

まだオープン戦だろ。ここから開幕に向けて調整するんだよ。なんたって去年の首位打者様だぞ。

 

もちろんそう信じたいんだけど、ちょっと心配な傾向も出てるんだよ。

 

昨年はオープン戦から絶好調

 

1年前のオープン戦はビシエドの三振の少なさが話題になっていた。「少なさ」というより、去年のビシエドは三振を一切しなかったのだ。オープン戦14試合45打席で無三振のままシーズンに入り、ようやくこの年初三振を喫したのが開幕4試合目の4月3日。シーズン通して61個というのも500打席以上の打者の中では宮﨑、青木、坂口に次ぐ少なさだった。

ところが今年は17打席で既に2三振を喫しており(それでもかなり少ないのだが)、打率.133、OPS.310と不振を極めている。昨年のオープン戦では打率.429を記録し、シーズンでもそのままの活躍で首位打者を獲得したことを考えると「このレベルの選手は開幕に合わせてるだけだから心配いらない」とも言い切れないのが率直なところだ。

 

引っ張った安打が見たい

 

ビシエドは右打者のパワー系助っ人でありながら右方向への打撃が非常に優れていることを特長としている。昨年に至っては右方向への打率.560(91-51)と図抜けた成績を残しており、今日も2打席目に放った安打は一二塁間をゴロで破ったもので、さらに9回のあわやホームランという大ファールもやはり外角の直球を右方向に叩いたものだった。

だがビシエドが右方向への打撃を得意とするのは来日当初から一貫した強みであり、昨年首位打者を獲得したのはむしろ左方向、センター方向への打球でも率を残せるようになったことに起因する。(内訳は来日2年目までの左方向打率が通算.272だったのが昨年は.326、センター方向は通算.211だったのが昨年は.284と明らかに上昇)

こう見ると、右方向で安打が出るのは当たり前。むしろビシエドの調子のパラメータはやや苦手な左方向、センター方向への安打が出るかどうかだと言えそうだ。

 

山﨑が言うように1月末の来日時の体型を見て嫌な予感はしたが

 

山﨑はかつて星野監督の命令で22kg絞ってキャンプインした経験を持つからな。体重にはシビアなのさ