ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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根尾実戦デビューと笠原開幕投手グイッ

朝早くから順番待ちの列ができた鳴尾浜球場は試合開始1時間前の午前11時半、2軍の教育リーグとしては異例の入場規制がかけられた。

観客のお目当は根尾昂。今朝の中日スポーツ一面にも告知されていた通り、肉離れで出遅れていた根尾が遂に実戦デビューを果たしたのである。

しかも相対するは5年連続開幕投手を務めることが確定しているエース・メッセンジャー。球界を代表するバリバリのエースと2軍で対戦できるのはこの時期だけの特権だ。根尾も先日「プロのボールを打席に立って見てみたい」と逸る気持ちを抑えきれずに吐露したばかりで、満を持して初めて打席で目の当たりにする“プロのボール”がいきなりメッセンジャーというのは贅沢すぎるほどだ。

2打席限定で与えられたデビュー戦の結果は空振り三振と四球。はっきり言って投手がメッセンジャーの時点で軽く捻られて連続三振を喫するだろうと読んでいたので、少ない打席の中でしっかり出塁を記録したのは驚いた。しかも四球を選んだ2打席目の5球目は決して大きく外れたボールではなく、結果欲しさに振りに行ってもおかしくない場面でも冷静に見極めるあたりにさすがのクレバーさを垣間見た。

おそらく今後、段階を踏んでより多くの打席に立つことになっていくのだろうが、2軍にいる限りメッセンジャー以上の投手に出くわす機会はないだろう。2軍で無双しても1軍ではからっきしという打者が出てきてしまうのはそれだけ1軍と2軍の投手のレベル差が大きいということでもあるが、その点でいえばいきなり1軍の、それも最上級の投手のボールを体感できたことは、今後ステップアップを見据える上で貴重な糧になるはずだ。

 

最初に最上級を目の当たりにしておけば、そこを意識して努力できるからね

 

「ダイの大冒険」も序盤でハドラーと戦うところから始まったし、「幽遊白書」の戸愚呂も最初に主人公に力の差を見せつけて後に再戦することになる。根尾にとってもメッセンジャーはいつか再戦すべき因縁の相手になったな

 

笠原、開幕投手へ

 

時を同じくしてマリンスタジアムでは1軍が珍しい“スミ1”での勝利を収めていた。なんといっても圧巻だったのは先発の笠原だ。味方が開幕投手に内定している石川から初回、内野ゴロの間にあげた1点を6イニング無安打無失点という完璧な投球で守りきっての勝利。

「ふさわしい投手がいない」と心配された開幕投手争いも、2週連続の好投で笠原が一歩抜け出した感がある。開幕まで登板機会はおそらくあと一回。消去法エースではなく絶対的エースへ、平成16人目の開幕投手の座はもうすぐそこにある。

 

31年間で16人目?ずいぶん多いな

 

セリーグでは横浜に次いで2番目の多さだ。好投手が多い割には開幕戦は流動的なことが多かったんだね