ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

四球病に改善の兆し

小牧で行われたオープン戦は5対2でDeNAに勝利。先発の柳が走者を出しながらも粘って6回2失点にまとめると、7回には期待の一本足・渡辺が勝ち越しホームラン、さらに8回、福田がトドメの2ランで勝負あり。最後はキンブレル鈴木が危なげなく抑えてチームの連敗を2で止めた。

 

ナゴヤドームでの覇気がない試合とは一転、今日は文句の付けようがない内容で開幕カードの相手でもあるDeNAを打ち破った。

特筆すべきは四球の少なさだ。なんと4投手で無四球。相手はソト、ロペスら怖い打者が並ぶ強力打線。ましてや地方球場とくれば昨年までなら一発を警戒するあまり怖がって走者を溜めるお決まりのパターンに陥っていただろう。

ところが今年の投手陣は違う。このオープン戦、5試合を終えて与四球はわずか7個。のべ27人の投手のうち、四球を出したのは笠原(3)、山井(1)、ロメロ(2)、岡田(1)の4人だけ。今のところ「四球を減らす」という課題は目に見えて成果が出ていると言えそうだ。

 

ちなみに中日戦で投げた藤浪が4イニングで6個の与四死球だから、いかにドラゴンズの与四球が少ないかが分かるだろう

 

それ単に藤浪が多すぎるんじゃ……

 

与田流意識改革で四球減

 

昨秋のキャンプの際に与田監督が口にした言葉が忘れられない。「四球を減らせ減らせと言って減った試しがない」。真理だと思った。

2014年頃から目に余るほど四球が増えてきたドラゴンズの投手陣に対し、当時のデニー投手コーチは「メンタルだ、メンタルの問題だ」と耳にタコができるほど「メンタル」という言葉で四球病を説明しようとした。果たして本当にそうなのだろうか。一向に改善されない与四球の多さに、当時からファンの中には懐疑的な向きがあった。かく言う私もメンタルという曖昧な概念に頼るデニーコーチの言動に疑問を持っていた一人だ。

だからこそ与田監督の言葉が突き刺さった。減らせと言って減るものではなく、ましてやメンタルを理由にどうこうできるものではない。阿波野投手コーチも秋の沖縄キャンプでひと通り投手陣を見てこう感想を漏らした。「コントロールを意識しすぎて縮こまっているように見える。もっと伸び伸びと投げさせたい」。赤堀投手コーチも続いた。「甘いボールは打たれやすいってだけで、必ず打たれるってわけではない。少々コースが甘くても球威でカバーできるボールを持っている投手は沢山いる。自分の中で甘いコースは絶対ダメって縛りつけると余計に甘くなるものですよ」。

参照:【中日好き】与田新体制始動、沖縄レポート : コラム | J SPORTS

 

かくして制球を意識し過ぎるのではなく技術面を磨くことによって四球を減らすというアプローチで指導を受けた投手たちは、今のところ抜群の成果をみせてくれている。このオープン戦、引き続き勝敗だけではなく与四球の数にも注目したい。

 

ちなみに与田自身の現役時代は247.1回で149与四死球(与四死球率5.42)。藤浪(同4.46)を優に超えるヤバい制球力だったんだ

 

ははは、どうりで説得力あるわけだ