ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

君は誰を信じるか

 

3月29日の開幕に向けて評論家による順位予想が活況を呈している。我らがドラゴンズはといえば、あらゆるメディアでぶっちぎりの最下位多数。赤星憲広氏に至っては「1〜5位までは変動する」とし、暗にドラゴンズの最下位だけは確定であることをにおわせた。

キャンプ開始時点で4位と予想していた井端弘和氏も「週刊ベースボール」に掲載された最新予想では5位に下方修正。さらにはあの山﨑武司でさえも最下位と予想する有り様だ。もはや5位予想すら珍しく、とにかく満場一致で最下位という風潮。現時点で4位以上にドラゴンズを置いているのは何十といる評論家のなかでもただ1人しかおらず、この人だけは「4位か5位」と予想している。

 

誰なんだ?その先見の明がある有能な評論家は?!

 

木俣達彦氏っていうんだけどね

 

はい解散

 

荒木コーチが拓く!新しい竜の歴史

 

サンスポに嬉しい記事が載った。

www.sanspo.com

 

怪我の功名と言うべきか、本来なら1軍メンバーとしてキャンプを迎えるはずだった根尾だが自主トレ期間中の肉離れ発症により結局読谷で1ヶ月を過ごし、その間みっちり荒木コーチの指導を受けることができた。

荒木コーチはすこぶる評判がいい。1995年秋、「外れ外れ1位」という立場で入団し、当時の星野監督から灰皿を投げつけられたところから始まった野球人生。バッティングケージの外に打球が飛ばせない非力さを見た先輩選手達は皆そろってプロでは通用しないと思ったそうで、金村や山﨑が証言するには一部の選手からはいじめに近い扱いも受けていたという。そこから不断の努力で這い上がって足かけ23年。文字通り野球界の酸いも甘いも見てきた荒木は、若手をよく観察し褒めて伸ばすという極めて現代的なアプローチで指導をおこなう。

その荒木が1ヶ月間、根尾という逸材を間近で見ての感想が「プロの投手に慣れれば打つ方はすぐに結果を残す。スーパースターになる」。

小園や藤原がオープン戦で活躍する姿を見るとつい焦ってしまいがちだが、いま根尾は代え難い貴重な経験を積んでいる最中なのだ。

 

最下位予想をくつがえせ!

 

話を順位予想に戻そう。大抵、順位予想というのは前年の順位を基準に補強や放出のプラマイを考慮して決めるものだ。今年の巨人でいえば丸を獲得したプラス分が大きいから少なくとも前年より順位が下がることはないだろうな、とか。中日の場合は前年5位から勝ち頭のガルシアが抜けて松坂が出遅れている。一方で最下位だった阪神はそのガルシアが加入して西も獲得できたから相対的に中日より上に来る。

まあそんな感じでうわべだけをなぞって順位予想はおこなわれるわけだが、例えば最下位だった1997年の翌年も評論家による中日の評価はキレイに5位、6位が並んだ。その翌年から投手コーチを務めることになる山田久志氏も「最下位」と予想していたのだから面白い。だが蓋を開けてみれば新加入の関川、久慈が活躍、ルーキーの川上をはじめ前年崩壊した投手陣が宮田コーチのもと見事に再建されて9月半ばまで優勝を争っての2位へと躍進。みごとに評論家予想を覆してみせた。

何が起こるか分からないのがペナントレース。特に今年は昨年からの人気上昇ムードを後押しするような根尾の入団により“流れ”がようやく来つつあるのを強く感じる。キャンプ中のグッズ売り上げが1億円を超え、オープン戦に3万人の観客が集まった。人気も成績も下がる一方だった下降トレンドをようやく脱し、広島やDeNAがそうだったように中日も遂に上昇トレンドに転じたような気がしないでもない。

 

いきなり優勝とかAクラスは難しくても、評論家が揃って最下位に予想するほど酷くもないし将来の希望もある。
何しろ荒木コーチが「スーパースターになる」と断言する選手がいるんだから、その波及効果は計り知れないよね。

 

どの評論家の予想を信じるかは人それぞれだけど、オレは木俣達彦を信じてみたい。
もっとも今の木俣が評論家なのかどうかは議論の余地があるが。

 

そんな不毛な議論しとうないわ。