ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

加藤、座ってるだけで評価爆上げ

 

与田ドラゴンズのナゴヤドームでの初陣はしょっぱい塩試合に終わった。初回こそ幸先よく先制したもののそのあとは拙攻が続き、投げては笠原からバトンを受けた山井が堪えきれずに連打を浴びて3失点。そのまま大きな展開もなく1-3で敗れ、オープン戦としては異例の3万もの観客にため息をつかせた。

塩試合というのは観戦していて一番空虚な気持ちになるものだ。壮絶な譲り合いとか泥試合なら感情の揺れ動きが激しい分、負けても楽しめる面がある。だが今日のように両者特に大きな見せ場もなく淡々と進行し、淡々と終わる試合は困る。まるで好きなアーティストのライブでお気に入りの曲がアコースティックバージョンだった時のようなやるせなさ。

その点、今日は岩瀬のやり直し引退試合という明確な大義があったからまだ救いはあるが。

 

収穫はあった。主に投手陣。ちょうど1週間前にDeNAに蜂の巣にされた笠原が別人のような好投で開幕投手の座をグッと引き寄せたり、小熊と田島が共に調整の順調さをアピールしたり、福がワンポイントで使えそうだったり、キンブレル鈴木の唸りをあげるような速球がよみがえっていたり。

とにかくこのチームの今シーズンは投手陣の再建に全てが懸かっていると言っても過言ではない。ナゴヤドームを本拠地にしながらリーグ最低の防御率を記録した昨年の惨状からどこまで回復できるか。阿波野投手コーチの舵取り次第では軒並み最下位とのたまっている評論家連中の予想ごっこなんざ簡単に覆ると思うのだ。

 

ちなみに俺たちの山﨑も中日最下位予想だ

 

え?あの松坂復活は絶対ないと断言してた山﨑が!?

 

そうだ、ロサリオが当たりじゃなきゃ世界七不思議とまで言い切ってた山﨑だ

 

今日の試合で一番株を上げた男

 

さて今日の試合で課題が浮き彫りになったのが捕手問題だ。新体制になって初めての本拠地ゲームでスタメンマスクに抜擢された杉山は捕球もリードも安定しており、ピンチでも動じずインコースをうまく使う配球はさすがかつて正捕手になりかけた男。だが得意のはずのバットでは併殺打と三振に倒れ、肩に至っては6イニングで3個の盗塁を許すわ、送球も逸れるわで散々。

また8回からマスクを被った大野奨はこれまた岡大海にこの日2個目の盗塁を決められ、結局2人で合計4つの盗塁を許すフリーパス状態だった。大野奨は先週のDeNA戦でも盗塁を許しており、キャンプ中に話題となった肩の復活説は現時点では勘違いだったと言わざるを得ない。

そうなると自ずと評価が上がるのが加藤匠馬である。今日は7回のみマスクを被り小熊をリードして三者凡退に抑えたため強肩を見せる機会はなし。だが相対的に加藤待望論は高まり、座ってるだけで正捕手にまた一歩近づいたのだった。