ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

開幕投手が見当たらない

 

18日に行われたハンファとの練習試合に又吉克樹、大野雄大が登板したが、先発ローテ入りが期待される2人はいずれもピリッとせず開幕に不安を残した。

昨日はヤクルト戦で福谷浩司、柳裕也も打ち込まれており、開幕投手はおろかまともにローテを守れそうな投手すら思い当たらない非常事態をあと5週間でどこまで修正することができるか。阿波野新コーチはいきなり難題と向き合うことになった。

 

たぶん順調なら松坂が開幕投手だった

 

故障離脱でその目はなくなったが、一部では松坂大輔を開幕投手に推す声もあった。昨年、チーム最多勝はガルシアの13勝で、2番手が松坂と笠原祥太郎の6勝。だがガルシアは移籍し、笠原も開幕投手を担うには時期尚早の感が否めない。

となれば、西武時代に6年連続開幕投手を務め、大舞台での強さも折り紙つきの松坂を抜擢するのは奇策でもなんでもなく至極まっとうな判断というわけだ。

 

吉見かチェンかで悩んでいた夢のような日々

 

ところが松坂は離脱してしまった。昨年の開幕投手・小笠原慎之介も手術の影響で出遅れている。過去3度開幕投手を務めた吉見一起も、残念ながらちょっと考えにくい。

 

いない。本当に候補がいないぞ……

 

そう、選手名鑑をどれだけ読み返そうと、候補になりそうな投手すら見当たらないのだ。25年間ドラゴンズを見てきたが、こんなことは初めてだ。野口か川上か、吉見かチェンかで悩んでいた日々が走馬灯のようによみがえる。かたや今年は笠原か、大野雄か、ロメロか。悲しくなるほどパッとしない。

 

それでも誰かが開幕マウンドに立つ

 

落合監督が川崎憲次郎を選んだように、開幕投手には指揮官が何らかの「意味」を持たせるケースがある。珍しいところでは1999年から3年連続で開幕マウンドに立ったホークスの西村龍次がいる。ヤクルト時代に開幕投手になった1992,93年にチームが優勝したため、そのジンクスを買われてホークスでも前年の成績とは無関係に開幕で投げ続けた。特に2000年は怪我もあって開幕戦のみの登板でシーズンを終えたが、チームが連覇を果たしため、翌年も慣例通り開幕マウンドに立った。

 

そんなのありかよ。ただの験担ぎじゃないか

 

監督にとってそれだけ開幕は特別なのさ

 

与田監督は誰にどんな「意味」を持たせるのか。あるいは開幕戦も単なる1/143と捉えて、粛々とその時調子のいい投手を選ぶのか。

いない、いないと言いながらも3月29日の18時30分、まっさらなマウンドに誰かが立つことになる。今はただ、誰もが納得するような結果をオープン戦で叩き出す投手が現れることを願うしかない。