ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

一時渡米する松坂大輔のスケールのデカさ

 

あまりに突然の出来事に虚をつかれた方も多かろう。今日5日、松坂大輔がアメリカ永住権取得のため渡米した。4,5日でキャンプに戻れる予定だという。

おそらく以前からどこかで渡米する事は決まっていたのだろうが、色々なルールがあってこの時期にせざるを得なかったのだろう。我々ちうにちファンは永住権の厄介さをビシエドの時に散々味わっているので、むしろシーズン中ではなくこの時期だったのはラッキーだと捉えたい。

 

予定通り進まないのもよーく知ってるから、ちょっと帰国が遅くなっても慌てないぞ

 

松坂大輔は“当たり前の存在”にあらず

 

それにしても第1クールの真っ只中にヒョイと私用で海外へ行ってしまうとは。改めて松坂大輔という選手のスケールのデカさと、そんな選手が中日に在籍している奇跡に気付かされた。

ここんとこ、中日に松坂がいる事が当たり前になってないか?と自分自身を含めて問うてみたい。最たるものが中スポだ。昨年47回も一面を飾ったのに、今年はまだ1回。それも「松坂が根尾を褒めた!」という内容で、写真も根尾だった。何をおいても売上第一のスポーツ紙が松坂を一面に載せなくなったのは、すなわち松坂のニュースバリューが落ちたからに他ならない。そりゃ根尾の方が売れるのは分かる。それでも松坂を“当たり前”だと思っちゃいけない。極楽とんぼ・山本圭壱が「めちゃイケ」に復帰した時に相方の加藤浩次が突きつけたこの言葉を思い出して欲しい。

「当たり前じゃねえからな!この状況」

 

松坂が中日にいるのは決して当たり前じゃない。幾つかの数奇な偶然が重なって、スーパースターがたまたま中日にいるのだ。6勝してもFAを行使せずに残留してくれた。いま一度、田舎のじいさんばあさんが政治家や町医者を「先生、先生」と崇めるように松坂のありがたみを思い出すべきだ。

 

プロ野球の頂点を間近で見られる貴重さ

 

アメリカ永住権を取るためにキャンプを休んで渡米なんて事が許されるのは松坂大輔だけだ。田島や福谷が同じ事を言ってもぶっ飛ばされるに決まってる。生涯で一体いくら稼いだのか知らないが、もはや買えないものなど無い松坂にとってグリーンカードはお金じゃ買えない価値がある物なのだろう。

「グラウンドには銭が落ちている」、 ミスターホークス・鶴岡一人の至言だ。当時のプロ野球界ではトップ選手であっても両親に家を建てたりだとか、せいぜい高級車を乗り回したりだとかが最高級のお金の使い道だったろうが、今や個人が20代でン百億円という想像の及ばぬ大金を手にする事も可能になった。もちろん松坂もそれを手にした一人だ。

 

上がり続ける年俸に反して最近の選手は貪欲さが無いと言われる。プロ野球界という究極の成果主義社会に籍を置く以上、泥と汗にまみれながらグラウンドに落ちている銭を拾い集めるのは当たり前。その先にはロールスロイス平田であり、グリーンカード松坂が君臨している。一般の会社じゃお目にかかれないような超大金持ちを間近で見る事ができて、結果次第で自分もそこに並ぶ事ができるかもしれない世界。食うや食わずの生活を送る若手たちよ、スケールのデカい先輩が中日にいてくれるうちに憧れ、吸収し、少しでも近付けるように頑張れ!

 

松坂の特別感については以前、下記リンク先で熱く語ったのでそちらも併せて読んで頂きたい。

 

www.chunichi-wo-kangaeru.com