ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

土台づくり

 

予想どおり、というか予想以上に長野久義の広島移籍が物議を醸している。予想外だったのはその多くが巨人ひいては原監督に対して批判的な論調に傾いた事だ。

巨人批判がライフワークの広岡達朗は置いとくとしても福本豊、中畑清、西本聖、須藤豊といった錚々たる(と呼ぶにはちょいと弱い)評論家たちがこぞって原の強権に反発。また巨人ファンからも続々と懐疑的な声があがっており、今のところ原を擁護する意見はごく少数に留まっている印象だ。

 

一方、発表があったその日に表明した当ブログの“全面的に原に感服”というスタンスは、ひと通りの意見が出揃った今も全く変わっていない。

たしかに入団から9年連続100安打を放ったバリバリの生え抜きスターを事も無げに放出する原のパーソナリティは紛う事なきサイコパスであろう。だが長野の34歳という年齢を考慮すればこのあと不良債権と化すリスクがあるのは否定しようもなく、深刻なベテラン偏重に陥っていた中日が見る見るうちに衰退の一途を辿ったのを間近で見ていた原が早めに損切りを決断したのは何ら不思議ではない。

 

早い話が生え抜きとか外様とか知ったこっちゃねえ、巨人の未来のためにはこうする事が最善手だったという事だね

 

最善手かどうかはともかくベターではある。情に流されてちゃ監督なんか務まんないだろ 

 

「星野の場合はこの手の非情な放出に際しては“泣きの裏話”を明かす事でいかにやむなき判断だったかを強調して美談に仕立て上げたもんだけど、原はそういうのが無いから単なる非情で終わるんだよね 」

 

「今更ちまちまポイント稼ぐのもバカらしいほどの強大な権力を握ったしな。批判したけりゃどうぞってなもんだろ 」

 

「それにしても原は目先の優勝ばかり追い求めて大切な事が見えてないとかいう批判もあるみたいだけどさ、むしろ逆だよね 。

巨人の未来を見据えているからこそ無責任に“人気のある選手だから”とかいう感情論に引っ張られず、現状を冷静に捉えて批判覚悟で決断を下しているともいえる。

言うまでもなくこんな事ができるのは読売という巨大なグループの中でも今や原くらいしかいないだろう。どれだけ批判を受けてもビクともしないだけの地位を確立した者だけに許される強行だよ」

 

「なるほど。まさか内海と長野が獲られるとは思っていなかった巨人の読みの甘さ、みたいな考察もちらほら見るけど、どう考えてもこのレベルの大物を市場にタダで放っておいて獲られないとは思うはずがないもんな。

原憎しで巨人のdis記事を書きたい気持ちは分かるけど、やっぱり原はそんじょそこらの二流ライターが考えているよりも遥かに先の未来を見据えてるんだろう」

 

根尾もがっつり未来を見据えている

 

未来を見据えているといえば我らが根尾も相当のものである。昨日地元の応援番組「ドラHOT」に出演した根尾は、2019年の意気込みを問われると迷う事なくフリップに「土台作り」と書き込んだ。一軍出場でも一軍定着でもなく土台作り。根尾はドラフト直後からこの手の質問に対しては一貫してこの言葉を使ってきた。

何しろ高校一年生の段階でプロ入り後は投手ではなく遊撃一本で勝負するのを想定して高校生活を過ごしてきたという根尾の事だ。やれ開幕スタメンだ、やれ新人王だと沸き立つ周囲の期待などどこ吹く風、ずっと前からプロ一年目は土台作りに充てると決めていたのだろう。

一年目に「土台作り」をして、ゆくゆくは「超一流」に。根尾の真っすぐな瞳には、はっきりと栄光の未来が見えているに違いない。

 

 きっと具体的な土台作りの道筋も見えてるんだろうな。漠然と言ってるわけじゃなく

 

白井オーナーは酒席で必ず「今年は違う」「今年こそ優勝」と言ってるけど、あれは何にも見えてなくて漠然とホラ吹いてるんだろうな

 

そろそろ三途の川が見えてくるはずなんだけどな……