ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

長野移籍に原巨人の本気を見た

 

今日から仕事はじめの社会人も多いのだろう、久々の満員電車に揺られて年始気分の終わりと日常の再開を痛感して物悲しくなった月曜の昼下がり。冬晴れの空の下でひと息つこうかと、ふとスマホを見ると、そこは平穏とは程遠い野球ファンによる阿鼻叫喚の様を呈していた。

 

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注目されていた丸佳浩の人的補償としてカープが長野久義を指名する方針を固めたと東スポが電撃的に報じたのだ。当然ながらネットは賛否両論で紛糾。ある者は巨人ファンを辞めると嘆き、ある者はカープの戦略の巧さを讃えていた。

長野といえば二度にわたりドラフト指名を蹴り、4年間もの回り道を経て三度目の正直でようやく巨人に入団という経緯がある。そのため誰もが生涯巨人だと思っていたし、やむを得ず移籍という事になれば潔くユニフォームを脱ぐものだとも思っていた。過去には巨人の定岡正二がトレード通告を拒否して引退を選んだり、中日でも1977年に藤波行雄がやはりトレードを拒んでペナルティを課されるなど“チーム愛”を貫いた例はある。

 

ただ今回の場合はトレードではなくFAの人的補償だ。ここで揉めれば他でもない丸が非常に気まずい思いをする事になる。それだけに長野が「選ばれて光栄」という言葉で移籍を受け入れたのは非常に大人の対応であり、かつて同い年の浅尾拓也が「長野ほど気配りができる奴はいない」と人柄を絶賛しただけの事はある。

 

原辰徳の並々ならぬ本気を見た

 

それにしても監督が変わるだけでこうもチームが激変するものか。積極的な補強だけならまだしも、功労者を次々と放出(と言って差し支えないだろう)して血の入れ替えを図るやり方は往年の星野仙一を彷彿とさせるものがある。それだけ今の巨人が背に腹変えられぬ状況という事なのだろうが、4年連続V逸を喫した巨人の、いや原辰徳の今季に懸ける並々ならぬ覚悟には畏怖の念を抱かざるを得ない。

東海大相模、東海大、巨人と生まれながらにして常勝人生を宿命づけられた男も今回の第三次政権が最後の戦いの場になるだろう。初仕事となったドラフトでは本命の根尾昂を外して出鼻をくじかれた。それも原の執念に火を点けたのか、その後の編成はアメイジングを超えてラディカルそのもの。まさに絶対に負けられない態勢で臨む今季の巨人は間違いなく強く、恐ろしい。

 

原の脳裏には中日の盛衰がよぎったか

 

大補強だけならともかくここまで血の入れ替えを急ぐのは、第二次政権時にライバルとして立ちはだかった中日の栄枯盛衰を目の当たりにした事が影響しているのではと邪推している。

息の長いベテラン達を大事にし過ぎて世代交代のタイミングを逸し、ぺんぺん草も生えない焼け野原になった事に気付いた頃には時すでに遅し。各選手への思い入れは別としてもう少し作為的に世代交代を仕掛けるべきだったのはファンであっても否定できない。

巨人もいつのまにか坂本が30歳になり、スタメンの平均年齢も12球団で高い部類に入るロートル集団になりつつある。短期間に3連覇を二度という空前の偉業を成し遂げた原でさえチームを焼け野原にして由伸に押し付けたなどとバッシングに晒された。

これ以上功労者への尊重に重きを置いてチームが地盤沈下を起こしたのでは本末転倒。まるで「取ってください」とばかりに内海、長野をプロテクトから外したのはまさしく作為的な世代交代の推進で、かつての中日ができなかった事を断行する原の決断力には感服する他ない。

 

最近の原は安倍首相に似てきたな

 

と言うと?

 

外部の反対意見や内部反発を権力でもって押し潰して無理やり断行する。支配的な力を持った者の成せる業だ

 

そういえば原と安倍は懇意にしてるんだっけか

 

親父への怨讐と落合へのコンプレックスで強くなった男が総理大臣の手法を真似て権力を行使する。なんかもう球界のラスボスっぽくなってきたね

 

昔は浦安鉄筋家族でバカにされるような選手だったのになあ

 

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▲大鉄にバカにされる腹毛こと原辰徳