ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

新外国人はロメロ!森繁ネゴシエート炸裂!

 

ガルシア退団から僅か4日。南米視察から帰国した森繁和SDが手土産に持って帰ってきたのは一発でショックを吹き飛ばす朗報だった。

エンニー・ロメロ。今季のドミニカウィンターリーグでは8試合38回を投げて防御率0.70、WHIP0.80という異次元の成績を挙げた28歳のサウスポーだ。

森曰く「ガルシアに匹敵する」逸材だそうで、深刻な先発投手不足に陥るかと思われた状況が一変、ローテの柱になるような投手の獲得で一気に希望が見えてきた。

 

ガルシアどころかこれまで森繁が連れてきた投手の中でも1,2を争う逸材じゃないか?

 

ジーとまではいかないけど160キロ出るサウスポーてだけで日本にいていい投手ではないよね

 

海外ネゴシエーターとしての森繁のエゲツなさ

 

それにしても森SDの交渉力は凄まじい。

本来なら今回の渡航は現有外国人の残留交渉が主目的だったはずで、枠の問題を考えても今年は新たな外国人の獲得は無いと思われていたのだが、どうやらガルシアの代理人が吹っかけてきたらしく、当初言われていたような“全員残留”は叶わなくなってしまった。

並みのサラリーマンならここでテンパってしまうところ。何しろ残留交渉のために出張してるのに肝心のエース級に逃げられたんじゃ元も子もない。慌てて上層部に条件の上積みを懇願して代理人の思惑どおりに複数年契約を結ぶか、交渉決裂で渋々帰国するのが関の山。

しかし森はただじゃ転ばない。百戦錬磨のネゴシエーターであると同時に一級のスカウトマンでもあるのだ。ガルシアとの交渉に見切りをつけると自らウィンターリーグを視察、そこで投げていたロメロに目を付けて即効で交渉し、瞬く間に契約をまとめて颯爽と帰国した。この間、約1ヶ月。エグいまでの有能っぷりである。

 

根本イズムを継承する男

 

かつて根本陸夫が編成として辣腕を振るったように、愛弟子の森もその遺伝子をしっかり継承し、チーム作りに多大なる貢献を果たしている。

個人的には2010年、第7戦の延長戦までもつれた日本シリーズがようやく終わった数日後に早くも新外国人の発掘で中南米へ渡航したという報道を見て森繁和という男の底知れぬバイタリティに戦慄したものだ。

 

ファンですら連日の長丁場に疲れ切ってしばらく抜け殻状態だったというのに

 

俺なんか疲れ果てて有休取ったぞ

 

それにしても、わずか2か月前まで監督を務めていた男が休む間もなくドミニカへ渡り、紆余曲折を経て交渉をまとめる。こんな事ができるのはせいぜい弘兼憲史の漫画に出てくる現実離れしたスーパービジネスマンくらいだろう。

おそらく森なら野球の道に進んでいなくても大手商社の海外渉外か何かで相当な地位にまで登り詰めていたのではないだろうか。ちなみに根本陸夫は監督としては合計11年間でBクラス10回と惨憺たる結果に終わりながら、ダイエーの代表取締役専務だった1995年に年収4億円で長者番付に載ったことがある。

森も適正は明らかに監督ではなく今の役職だ。ここからどこまで“SD”として功績を残すことが出来るか。今回のロメロ電撃獲得はその第一歩目なのかもしれない。