ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

与田を読む 5冊目

「子連れキャスター走る!」

 

新監督・与田剛を知りたくば著書を読め!

夫を知りたくば妻を知れ!

 

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「子連れキャスター走る!」

2003年6月1日発刊 中央公論新社

 

 

簡単な書評

 

元TBSアナウンサー木場弘子の自叙伝。生い立ちから始まり学生時代、アナウンサー時代、与田との恋愛、結婚、出産、子育て、そして子連れキャスターとしての現在(2003年当時)とこれ一冊で木場弘子の半生が網羅できてしまう優れもの。

 

特に与田との馴れ初めはトレンディドラマそのもの。当時「ヒーローインタビュー」というヤクルトのベテラン選手(真田広之)と駆け出しの記者(鈴木保奈美)が恋に落ちるというフジテレビ制作のとんでもない駄作映画があったのだが、まさにこの映画を地で行くような恋愛物語だ。

 

男が書いた自叙伝や著書はどうしても格好付けたがるけど、奥さんの本には普段の家庭での様子なんかが脚色抜きに書いてあるから与田剛という人間を深く知りたいなら本書は非常に役立つだろう。

 

 

曲がったことは大嫌い!妥協知らずの与田

 

本書から垣間見える与田の本性は頑固で昔気質な九州男児といったところか。

弘子夫人ともよく喧嘩をしたようだが、選手としても納得できない事があるとコーチに刃向かう事があったようだ。特に怪我をした後、ファームでの生活が主体になっていた時期には焦りもあってかその傾向が強かったとか。

 

 彼がファームにいるのは事実です。そして、結果を出さなければ元の場所に戻れないのです。

(中略)

 筋の通らないことは大嫌いな性格のために、コーチとの間で小さなトラブルを抱えることもありました。起用法について、事前に確認をするのですが、時にそれが守られないこともあります。それが納得できない場合、夫は宿舎のコーチの部屋をノックして、その件についてとことん話し合いをもとうとします。かなり、理詰めで話をする人なので、恐らく言葉でコーチを負かしてしまうこともあったでしょう

151頁より

 

選手に言い負かされるとは情けないコーチだ

 

この時期の二軍投手コーチ誰だよ

 

小松だね

 

はい解散

 

 

携帯電話の怪

 

本書の最大の読みどころは二人が結婚に至るまでの恋愛物語だ。野球選手と女子アナによる結婚の先駆けとも言われた与田夫妻。

だが本書を読んでいて「おや?」と思う箇所があったので検証したい。

 

 私たちの時代は携帯を持ってる人を探すのが大変なぐらいで、とても個人で持っている人などいませんでした。今の人に、当時は契約料30万だったなんて言ったら、ビックリするでしょうね。

(中略)

私が彼と連絡を取りたいと思えば、私は名古屋の独身寮に電話をかけ、寮のおばさんに自分の身元を明かし、彼を呼び出してもらわなければなりません。逆に、彼が私に連絡を取りたいと思えば、寮備え付けの2台の公衆電話で順番待ちをし、TBSのスポーツ局へかけ、身元を名乗って、私を呼び出してもらわなければならないのです。

96頁より

 

携帯電話が普及する前の恋愛事情は今に比べて遥かに敷居が高く、困難が多かった。男女が電話で話すだけでもこれだけの苦労があったのだ。

 

でもこれの何がおかしいんだよ

 

次にこちらを紹介しよう。

 

古株の中日OBの話。

「女性にモテモテでトレンディーを地で行く選手だった。新人のころ、与田は試合後の移動バスで一息つくなり、発売されたばかりのデッカイ携帯電話を取り出して、女の子に電話をかけ始めた。当時はまだポケベルや自動車電話が全盛。NTT(東京)出身だから携帯を安く手に入れたんじゃねえかとか、周りに言われてたな。ともかく流行に敏感な男だった」

10月16日付 日刊ゲンダイDIGITALより

 

あれ?携帯電話もってた事になってるぞ

 

弘子夫人はもってなかったと証言して、具体的なエピソードも披露してるのにね

 

どちらの書いてる事が本当なんだ?

 

言うまでもなく弘子夫人さ。つまりこれはゲンダイが「与田はトレンディで流行に敏感な男だった」と書きたいがためのウソ証言なんだ

 

古株の中日OBってのも怪しいね。本当にコメント取ったのか?

 

たぶん取ってないね。監督就任というめでたい話題のコメントでわざわざ名前を伏せる意味がない

 

さすがの日刊ゲンダイクオリティだな

 

日刊ゲンダイという時点で信憑性ゼロ、読む価値がないのは野球好きの常識だよ

 

こんなとこからも簡単にボロが出る。取材、裏どり一切なしの日刊ゲンダイには気をつけよう。