ちうにちを考える

中日ドラゴンズを浅く薄く考えます

与田を読む 3冊目

「山本昌 レジェンドの秘密

 

新監督・与田剛を知りたくば著書を読め!

 

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「山本昌 レジェンドの秘密

2015年12月11日発刊 自由国民社

 

簡単な書評

 

山本昌引退の際に出版された幾つかの引退記念本のうちの一つだが、本書は山本昌と同い年で親友の与田剛が自身の球歴を紹介しながら山本昌の足跡を辿っていくという独特の形式になっている。特に90年代前半はちょうど2人がチームメイトとして在籍していた時期なので他のムック本等では読めないような裏話が楽しめる。

だが与田が中日を離れた1996年以降は一年ごとの山本昌の戦績を客観的に並べていくだけで、やはり昨日紹介した「与田剛のメジャーリーグ剛球解説」同様、著書というよりは監修という意味合いが強い内容である。

 

山本昌の親友の与田剛が監修を務める事で公式の記念本として売る事ができるし、帯にも本人の写真を使う事ができる。他の非公式本と差をつけるための名義貸しに近い立ち位置というのが実のところなのではないか。

 

 

あるぞ!山本昌入閣!

 

17日、注目のコーチ人事に中村武志、井上一樹を招聘するプランが浮上したと報じられた。両者とも与田監督とは同時期に中日でプレイした元チームメイトで、今後も続々とこの時代の選手たちが入閣するのではと話題になっている。

 

となれば、当然山本昌も候補の中に入らないわけがない。何しろ本書での与田氏による山本昌への絶賛ぶりは凄まじく、人間性から野球への姿勢、趣味への取り組み方に至るまで全面的に褒めちぎっているのだ。

むしろこれでコーチに呼ばない方が不自然なくらい。最終的には山本昌自身が受諾するかどうかだが、水面下で招聘に動いているのは間違いないだろう。

 

ただ、昌さんは講演やメディア出演で稼ぎまくってるからな

 

11月以降の予定もあるだろうし、親友の頼みとは言え受けるかどうかは五分五分だな

 

 

殴られ知らずの与田

 

90年代を生きたドラゴンズナインが揃って回想するのが星野仙一の叱責と暴力だ。本書でも例に漏れず「山本昌がいかにいつも叱られていたか」が記述されているが、興味深いのがこの一節だ。

 

 昌と私と監督という関係で言えば、鉄拳制裁があったかどうかの違いだろう。

 昌はよく殴られていたが、私は一度も殴られなかった。星野監督は「わしは期待しとるやつにしか殴らん」と言っていたから、昌にはよほど期待をかけていたのだろう。

127頁より

 

紅顔の美青年だった中村武志が星野の執拗な暴力により潰れた靴底のような顔になり果ててしまったのは有名な話だが(本人談)、やはり多数の証言どおり山本昌も暴力の常連被害者だったようだ。

だが与田は「殴られた事がない」と明言している。

確かに既婚者は殴られないとは聞いた事がある。しかし与田が結婚したのは1992年12月だ。つまり1990,91年シーズンは未婚者にも関わらず殴られていない事になる。

 

そういえばもう一人、立浪和義も殴られた事がないという噂を聞く。

叱られはするけど殴られない。この二人に共通するのは……女性人気。

つまり星野は顔が傷ついても特に支障のない選手を選んでボコボコにしていたのだ! 

 

許せねえ!宣銅烈さんの顔が赤くてパンパンだったのも殴られたせいなんだね!

 

あれは元々だぞ