ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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2020年シーズン

スーパールーキー、衝撃デビュー

●2-7広島(6回戦) スーパールーキー石川昂弥のデビュー。 本来ならもっと仰々しく祝うべき大事件なのにどこか釈然としないのは、あまりにも早すぎる判断に戸惑いの方が大きいからに他ならない。高橋周平の故障を受けて真っ先に思い浮かべた代役は、石垣雅海…

ハプニング上等

●4-19広島(5回戦) 3番キャッチャーにアリエル、8番に阿部寿樹という現状考え得る中で最も攻撃的なオーダーを組んだ今日のドラゴンズ。約1年ぶりの登板となる勝野昌慶が先発とあって、前回の対戦で打ち込んだ床田寛樹を早めにノックアウトして試合の主導権…

多幸感そのもの

〇3×-2広島(4回戦) 「多幸感」という言葉が頻繁に使われ始めたのは2010年代の初頭だろうか。主に音楽系のレビューでよく登場するこの言葉、要するに“みんなハッピー”な状態を表すのだが、元々は薬物などのトリップがもたらす過度の幸福感を指す言葉だそう…

1手先を読むということ

●6-8ヤクルト(6回戦) 「将棋界のレジェンド羽生善治はいったい何手先まで読んで将棋を指しているのか?」 数年前、あるバラエティ番組で羽生本人がこの質問に答える場面を見た。十手先、百手先まで読んでいるかのような羽生の天眼には常々驚かされるが、実…

求む、ヒーロー

△5-5ヤクルト(5回戦) 出る時は出る、出ない時は出ない。にしても、いくらなんでも出なさすぎではあるまいか。 9回裏2死一、三塁。木下拓哉を敬遠して大島洋平勝負という博打に出たヤクルトベンチ。不振とはいえ集中力抜群の大島である。きっと一、二塁間を…

球団史に残る最低な試合

●1-2ヤクルト(4回戦) 基本的に“采配ミス”と言われるものの多くは結果論だと思っている。あそこで投手を代えていればーー、バントではなく打たせておけばーー。だが所詮「if」は「if」でしかなく、あり得ない未来を夢想したところで意味はない。だから采配…

黒船アリエル躍動

○6-4巨人(3回戦) アリエル・マルティネスがプロ野球の歴史を塗り替えた。外国人選手が捕手としてスタメン出場するのは1991年のマイク・ディアズ(ロッテ)以来29年ぶり。主に一塁を守り、金田正一監督の秘策としてマスクを被ったディアズとは異なり、捕手…

黒船アリエル来航

●3-7巨人(2回戦) 試合の大勢がほぼ決まった6回のことだった。昨日に続いて代打で登場したアリエル・マルティネス (以下アリエル)が一度もバットを振らずに四球を選び、一塁ベースに到達してもベンチは代走を送る気配がない。この瞬間、NPBでは2000年のデ…

越えられない壁

●0-5巨人(1回戦) 吉見一起、梅津晃大、柳裕也、山本拓実、岡野祐一郎。開幕から丸2週間が経ち、先発ローテ6人のうち5人が今季初勝利をあげた。経験の浅い若手が半数を占める中でこの結果はなかなか順調だといえよう。 未勝利は開幕投手を務めた大野雄大た…

「勝てる投手」はダテじゃない

○4-2阪神(3回戦) 「本当にこれがルーキーなのか……?」 初回の岡野祐一郎の投球を見て、私は思わず経歴詐称を疑ってしまった。選手名鑑に目を落としても、やはり最終所属はカイロ大学…….ではなく東芝で間違いない。かつてのエース小川健太郎がそうであった…

福田やん

○6-2阪神(2回戦) 人は環境に馴染んでいく生き物だ。元々は大阪弁を喋っていたはずの桑田真澄が巨人に入団した途端に標準語を使い始め、「裏切り者」だと大阪人から罵られたという話があるが、あれだって大阪を裏切ったわけではなく、単に東京に馴染んだ結…

均衡とジンクスを破る

○5-0阪神(1回戦) 投手戦と言ったら聞こえはいいが、実質的には“貧打戦”の方がしっくり来る。 ここぞの場面ではものの見事に併殺に倒れ、バントはことごとく失敗。お互いよくもまあ、毎回のようにランナーを出しながら無得点で終わるものだと、呆れを通り越…

完璧主義の落とし穴

●3-10広島(3回戦) 仕事をしているうえで、一番付き合いづらいのが完璧主義の上司や得意先だ。この手の人間は、妥協とか譲歩を頑なに許そうとしない。経理関係で1円でもズレが発生したらその原因を何時間かけてでも追及するし、会議資料に1カ所でも不備があ…

苦節7年祖父江、勝利の方程式加入へ

○6-1広島(2回戦) 続投か、交代かーー。 結果的には快勝となった今日の試合だが、首脳陣が唯一悩んだ箇所があるとしたら6回表の吉見一起の続投可否だったと思う。状況を振り返ると、吉見は4回にタイムリーで1点を失ったものの余力は残っており、球数も5回終…

金曜日の憂鬱

●1-4広島(1回戦) 昔から一番好きな曜日は圧倒的に金曜日だった。土曜でも日曜でもなく金曜。なぜかと言うと、テレビが豪華だったからだ。特にテレ朝。東海地方だとメ〜テレ(私が子供のころは「名古屋テレビ」だった)。 夕方から夜にかけてのラインナップ…

ほこ×たて

●1-10DeNA(3回戦) 「打線は水もの」 数ある野球に関する格言のなかでも、最も身近で分かり味が深いものがこれだと思う。長いシーズン、どんなチームでも必ず貧打にあえぐ時期はある。何試合タイムリー無しとか、何イニング無得点とか、プロ野球を追いかけ…

加藤起用のなぜ?

●2-3DeNA(2回戦) 年に何度か、明確に“采配で負けた”と言える試合があるとすれば、たぶん今日の敗戦はそのうちの一つに数えられるのだろう。 細かいことを言い出せばきりがないが、この試合の分岐点はどう考えても4回表、6回表に訪れた2度の大チャンスだっ…

悲哀! 暗黒時代を背負って立った男

●0-3DeNA(1回戦) 時は2006年。落合ドラゴンズの強さがまさにピークに達したその年に、平田良介はプロの門を叩いた。大阪桐蔭高校では1年秋から4番を張り、高校通算70本塁打を記録。最後の夏の甲子園では清原和博に並ぶ1試合3本塁打を放つなど、輝かしい実…

昭和のエースだよ

○3-0ヤクルト(3回戦) 8年ぶりの開幕カード勝ち越し。つまり連続Bクラスが始まった2013年以降、一度もなかった“快挙”を2年目の与田ドラゴンズは成し遂げたのだ。 1戦目も今日も圧倒とは程遠い内容。ヤクルトとの差は紙一重だったと思う。一つ間違えれば3連…

風前の灯

●2-6ヤクルト(2回戦) 野球というスポーツはつくづく分からないものだ。何が分からないって、ヤクルトの先発・小川泰弘である。小川は練習試合を通じて炎上を繰り返していた。5月30日の紅白戦で1回1/3を5失点。6月6日の巨人戦は4回5失点。そして開幕前最終…

4時間49分416球の白熱

○9-7ヤクルト(1回戦) 試合中盤まで視界を遮るように降り注いでいた雨も、いつのまにか小降りになり、勝敗が決する頃にはすっかり止んでしまっていた。野球の楽しさ、緊張感、そして怖さが凝縮された4時間49分にも及ぶ長丁場ともなれば天候が移ろっても何ら…